海の王者、真鯛!仕掛け別攻略!!〜2(タイラバ編)

マダイ




 

今回の釣った者勝ちは海の王者、真鯛!

 

春先や秋に釣れる真鯛は脂が乗って美味しいですよね。自分で釣った真鯛なら、なおさらです。

 

前回はジグでの釣り方をご紹介しました。

今回はタイラバでの釣り!

 

タイラバ

タイラバの構造(知っている方は読み飛ばしてください)

  • 鯛玉
  • スカート
  • ネクタイ

これらの3つが合わさってタイラバとなります。

鯛玉とは重りとなる部分で、目玉が書いてある物がほとんどです。タイラバの「何g」というのは鯛玉の重さになります。

 

スカートはゴム紐で、真鯛に視覚的にアピールする物です。

 

ネクタイはゴム状のネクタイ紐のような形をした物で、これも真鯛の視覚にうったえバイトを誘います。

最近ではネクタイから真鯛を誘う波動を出す物や、匂いや味で真鯛を惹きつける物まで出ています。

ネクタイは、ワームの考え方で良いと思います(実際、ワームをネクタイの代わりに使用する人もいます)。

 

正直ですね、スカートやネクタイについては人それぞれの好みもありますし、これは自分の好きな組み合わせを試せば良いと思うので触れません。ルアーやワームのカラーを選ぶ感覚ですね。

 

鯛玉の重さは水深に合わせて選択しましょう。

  • 水深40mなら40gの鯛玉
  • 水深60mなら60gの鯛玉
  • 水深80mなら80gの鯛玉

という具合になります。

 

鯛玉、スカート、ネクタイ、これらを1つずつそろえるよりはタイラバとしてセットで売っている物を用意してください。釣れないセットはないので(たぶん)信じて買ってください。

その後で自分の好みを作っていってください。

 

 

タックル

私は普段、他の釣りでは何が何でもスピニング派なのですが、タイラバでの真鯛釣りに関してはベイトタックルをお勧めします。

なぜなら、タイラバは基本的にバーチカル(真下に落とす)な釣りで、仕掛け自体が重い、しゃくり上げることもしないためベイトタックル一択です!

 

ロッドはソリッドティップ(穂先の柔らかいロッド)にしてください。これはお勧めというより、穂先が硬いと釣りになりません。

 

ラインはPE1号程度、リーダーはフロロカーボン4号程度です。

 

誘い方

誘い方は、

着水させて、着底させて、巻き上げてくる。

 

という簡単なものですが、所々ポイントがあるので解説していきます。

 

 

着水後はPEが出ていく程度にスプールに軽く親指を添えて(サミング)タイラバが落ちていっているのを感じ取れるようにしてください。

なぜサミングが必要なのかというと、タイラバが着底した瞬間に巻き上げを開始するためです。

 

真鯛は神経質な魚で、餌ではないと判断すると当然食いついてきません。着底後、すぐに巻き上げることでタイラバを見切られないようにするのです。そのためにも、サミングにより糸の出を確認する必要があるのです。

着底を感じ取りやすいということに関してお話しすると、穂先の柔らかいソリッドティップのロッドは非常に有利です。

フォール中はタイラバの重みで穂先が曲がり、着底すると穂先が元に戻ります。着底を視覚的に判断できるのは非常に強いと思います。

 

少し話がずれてしまいましたが、サミングにはバックラッシュを防ぐという目的もあります。

 

バックラッシュ・・・フォール中、重りにより糸が出ていき、スプール(芯)は勢いよく回転している。この状態で、着底したとき。糸は重りにより引っ張られないためその場にとどまるが、スプールは勢いが止まるまで回転を続けるため、糸が逆回転に巻き込まれること

 

バックラッシュは最悪の場合、糸を切ることになります。底まで落とした状態で糸を切るとなると何十メートルもPEを失うことになりますね。

これを防ぐためにも、サミングでスプールの回転の勢いを指でころしてあげるのです。

 

さらに!

サミングにはもう一つ重要な役割があります。

それは、

真鯛のあたりをとること

 

真鯛は、フォール中にタイラバにアタックしてくる事がかなりあります。サミングをしていないと真鯛が食ってきていることに気が付かなかったり、真鯛が勢いよく糸を引っ張った場合、せっかく食ってきたのにバックラッシュしてしまいます。

 

そのため、フォール中はサミングして真鯛がいつかかってもいいように集中してください。

サミングは、海からのサインをキャッチするための重要なテクニックなのです。

 

続いて巻き上げについてです。

着底と同時に大きくゆっくりしゃくりあげます。そこから巻き上げをスタートするのですが、巻き上げ速度は常に一定速度を保つようにしてください。ガタガタ巻いていてはスカートやネクタイが綺麗になびいてくれません。当然食いも落ちます。

 

一定速度で水面まで巻き上げたら、再びフォール。着底と同時にしゃくり、一定速度で巻き上げ、の繰り返しです。

巻き上げで工夫するとしたら、巻くスピードですね。

ただ巻きには変わりないのですが、その日の真鯛が反応してくれる速度を探す事が大切です。

 

では、いざアタリがあったらどうしたら良いか。

基本的に初めはネクタイをカジってきます、この際穂先が少し入り込み、手元にピクピクと感覚がきます。

 

ここでぐいっとアワセを入れてはいけません!!

 

この状態ではまだ針が口に刺さっていないからです。

なので、我慢して、一定速度で巻き続けます。

 

アワセを入れたい気持ちを我慢して巻いていると穂先がグンッと沈み込みます。

ここでアワセを入れましょう。

 

向こう合わせというやつですね。

もちろんドラグがキツすぎると糸が切れますし、緩すぎるとフッキングしないので調節はしっかりしておいてください。(ドラグノセッティングについては海の王者、真鯛!仕掛け別攻略!!〜1でお話ししています)

 

タイラバでの真鯛釣り、単純なようで意外と奥が深いです。

特別なテクニックは必要ありませんが、何も考えずにやって釣れるものではないので今回の記事を参考にチャレンジしてみてください。

 

まとめ

  • ベイトタックルを使用
  • ロッドはソリッドティップが圧倒的に有利
  • サミングは絶対しましょう
  • 着底同時に巻き上げ、一定速度で巻く
  • 我慢してからの向こう合わせ
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