インフルエンザの予防接種は意味がなかった!!
今まで受けてきたのはなんだったんだ!!
感染予防効果がないなんて!!
と世間はとんでもない事実を知ってしまったかのように騒いでいますね。
おそらく、予防接種は効果が無いなどという情報が世間に広まってしまったのは、
「インフルエンザワクチンには感染予防の効果は期待できないが、発症や重症化を抑える効果はある。」
とWHO(世界保健機関)が発信したことが原因かと思われます。
では、言わせてもらいましょう。
そんなの、当たり前のことです!!!!
当たり前だなんて乱暴な言葉で片付けるつもりはないので、ちゃんと説明していきたいと思います。
感染と発症
みなさん、「感染」と「発症」の言葉の意味を正確に知っていますか?
なんとなくニュアンスでは理解しているかもしれませんが、はっきりと違いがあります。
「感染」というのは、体内に病原体を持つこと。
つまり、体の中に細菌やウイルスが口や鼻から入り込んできた時点で感染と思ってしまって良いです。
細胞に入り込まれたら感染だ!という考え方もあります。
「発症」というのは、病原体が体内で増殖し悪さをして症状として出てくること。
つまり、病原体に体の中に入り込まれ「感染」という状態になり、
その病原体が体内で勢力を強め具合が悪くなるなどの体への変化を引き起こし「発症」
という流れになるわけです。
イメージでは、
ゾンビに噛まれたら感染、その後どんどんゾンビの姿になってくのが発症です。
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結局、予防接種は受ける意味があるの?
最初に言い切ります。
インフルエンザの予防接種をする意味は、
あります!!!
インフルエンザの予防接種の効果や仕組みについての記事にも書きましたが、予防接種の目的は、
ウイルスを倒す武器を作るためのレシピを体に覚えさせる
要するに、体内に入ってきたウイルスをやっつけるのが予防接種の目的ということになります。
WHOが言った「感染は防げない」「けど発症を抑えることはできる」
という内容から、
インフルエンザの予防接種は意味がないわ!!
と勘違いしてはいけませんよ。
発症を抑えるための予防接種なのですから、感染したっていんです!!!
え?感染しても大丈夫なの?
不安ですよね。
感染してからがウイルスと体の戦いなのです。
感染したウイルスは体内で増えようとします、体の免疫はウイルスを見つけたら予防接種で得た武器を使ってウイルスを倒します。
この戦いで、ウイルスを倒せたら発症はせず体の勝利!
ウイルスが増殖して勢力を広げたら発症して体の負け!
となります。
では感染を予防したいなら何をすれば良いか。
マスクでしょうね。そして手洗い、うがい。
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ウイルスが体の中に入る(または細胞の中に入る)のを防ぎたいのなら、
物理的にマスクでガードしてあげる!
手洗いで、手から口へ、ウイルスを運ばないようにする!
うがいで喉からウイルスを外に出してやる!(細胞に感染するのを防ぐ)
以上のことをすれば良いのです。
インフルエンザにかかりたくない!という人は、
マスク、うがい、手洗いで感染を予防して、
予防接種を受けて発症を抑える!!
間違えても、変なデマ話に踊らされて予防接種なんて受けない!なんて思わないでほしいと思います。
この記事がみなさんをインフルエンザウイルスから守る助けになりますように。
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