以前から少しずつ話題になってきていた筋肉貯金(筋肉貯筋)が「林修の今でしょ!講座」で紹介されていたので改めてご紹介していきたいと思います。
筋肉貯金には貯筋運動と貯筋に必要な食べ物が重要になってきますので、一緒に見ていきましょう。
目次
筋肉貯金
筋肉貯金とは、毎日の少しの運動で筋肉を貯めていくという考えで、お年寄りが寝たきりにならないためのものです。
しかし、この考え方はお年寄りだけでなく、若い人の美容やダイエット、健康にも応用できます。
筋肉貯金で健康・長生き?美容??
私たちが体を動かす際に必要な筋肉、体を動かすのに必要なのは分かりますが、貯筋することで一体どのような効果が期待できるのでしょうか?
美容・ダイエット効果
筋肉が動くことで成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンはアンチエイジングホルモンとも呼ばれ、新しい細胞を作る信号を送ってくれます。そのため美肌効果があり、シワやたるみにも効果があります。また、肌の水分を保つ働きもあります。
さらに、代謝を高めてくれるため脂肪の燃焼を促し、ダイエット効果もあるのです。
糖尿病・脂質異常症の予防
筋肉が疲労していると筋肉は糖を欲しがり、糖を消費します。そのため糖尿病の予防になります。さらに、軽い運動をすることで血糖値が下がることが知られています。
貯筋により代謝が上がり脂肪の代謝促進効果があるため脂質異常症の予防になります。
ガンの予防
貯筋により免疫力が高まり、ガン細胞を攻撃してくれます。そのためガン予防になると言われています。
また、免疫力が高くなると風邪をひきにくくなるため良いことだらけです。
筋肉貯金運動
では具体的にどのような運動をすれば良いのでしょうか。紹介していきたいと思います。
椅子スクワット
1、まずは椅子に浅く腰掛けて背筋を伸ばします。目線は前に、足は肩幅に開きましょう。つま先を少し外側に向け、内股にならないように注意してください。
2、目線を前に向けたまま、背筋もできるだけ伸ばしたままを維持して立ち上がります。
3、目線を前に向けたまま、背筋もできるだけ伸ばしたままを維持して座ります。
2〜3までの動作を1セットとして、これを10秒間に4セットのペースで1分半続けます。1分半できない場合は無理する必要はありません。毎日の継続でできるようになります。
膝の上げ伸ばし
1、まず安定した背もたれのある椅子に、気持ち浅く背にもたれて腰掛けます。
そして椅子の横を手で持ち目線は少し上に、脚を軽く揃えましょう。(この時、足の裏は完全に床につき、膝は直角に曲がっていること。)
2、ゆっくりと右膝を伸ばしていき真っ直ぐにする。
3、元に戻す。
4、ゆっくりと左膝を伸ばしていき真っ直ぐにする。
5、元に戻す。
2〜5までの動作を1セットとして、これを10秒間に4セットのペースで1分半続けます。
これが簡単であれば応用編、両足同時に膝を伸ばし、元に戻す動作をおこなってください。
今紹介した運動は、すでにスクワットなどの筋トレをしている方からすると簡単なので、そういった方は現在ご自身がなさっている運動を継続していただければ良いと思います。
筋肉貯金に有効な食べ物
運動だけでは筋肉は作られません、筋肉形成に必要な食べ物を効率よく摂取する必要があります。
筋肉を作るのはタンパク質!!
このタンパク質は細胞を新たに作り出すのに必須です、筋肉だけでなく皮膚や髪の毛、ヒトの体はタンパク質でできています。
そのためタンパク質はお肌にも、毛髪にも良い栄養素と言えます。
タンパク質が多く含まれている食べ物
- 鳥のムネ肉、ササミ
- 卵の卵白
- 鮭
- ブロッコリー
- パセリ
これらが代表的なものですね。特に、ブロッコリーはタンパク質を豊富に含むだけでなく、他の栄養素もたくさん含んでおり、最強の健康野菜です!
ただ、これらを食べても、しっかりと吸収されなければ排泄されてしまうだけです。
効率よく吸収する方法はないのでしょうか。
究極の方法があります。
運動後に甘いものを食べてからタンパク質を摂取するのです。
筋肉が疲れると糖を欲します。そのため体内に糖が入ってくると、糖を吸収しようとして筋肉は栄養の受け入れ態勢に入ります。そこにタンパク質を摂取することで筋肉が糖のついでにタンパク質も吸収してくれる、という仕組みです。
何が言いたいかと言いますと、甘い物をがタンパク質の吸収を促進させてくれるということです。これによる筋肉の形成は2倍近くにまでなるというのですから驚きです。
まとめ
筋肉貯金について紹介してきましたが、つまりは日々の健康の積み重ねをしていく「健康貯金」なのですね。
毎日続けるって、なかなか大変なことですが、習慣づけることができれば筋肉と健康が貯金されていくのでしょうね。
これをきっかけに、あなたなりの健康貯金、始めてみてはいかがでしょうか。
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