今回の知った者勝ちは、淡水エビ、シュリンプについてです!
画像は現在飼育中のブラックルリーシュリンプです。黒と青のボディー、なかなかかっこいいでしょ??(親バカです)
前回は失敗編ということで、めちゃくちゃな飼育方法での奮闘、そして失敗までのお話をしました。
今回は、失敗を振り返り、どこがいけなかったのか、どうすれば良かったのかを書いていこうと思います。
目次
おさらい
初期段階
- 水槽は20L程の水槽に外掛けフィルター
- 一週間もせずに飼育数を増やした
- ミネラルウォーターをドバドバ入れた
調子が悪くなって取った対策
- 餌をしばらく与えない
- 水槽面のコケを取らない
- 水換えを慎重にやる
といった具合で3ヶ月後にレッドビーは姿を消しました。
今回は「水槽は20L程の水槽に外掛けフィルター」について何がダメだったか解明していきます。
水槽・フィルター
水槽
20Lの水槽。飼育できない容量ではありません。よく使用される30センチキューブ水槽で24〜27L入るので水槽は問題ないと思います。
フィルター
外掛けフィルターですね、これが良くなかったと思います。
外掛けフィルターは水槽内のゴミを除去する程度の能力はありますが、生き物のフンから出るアンモニアを分解するバクテリアを維持するには非常に頼りないのです。
ちなみにアンモニアがバクテリアに分解される経路は以下の通り
アンモニア(毒性強)→亜硝酸(毒性有)→硝酸塩(毒性弱)
バクテリアを定着させ、有害物質を分解してもらうには濾過能力の高いフィルターが必要になります。
私がお勧めするのは外部フィルターか底面フィルターです。
外部フィルターは初期費用が少し高くなりますが、濾過能力が高くフィルターが水槽から独立しているため見栄えが良いです。現在、私の水槽は全て外部フィルターです。
よほど神経質にならない限り(1匹数万円とかでない限り)30cmキューブ水槽でエーハイムの2213を使用しています。
かなり神経質になる場合は水槽も水深も過保護に変える場合もありますが、結局、最終的には同じフィルターに落ち着いています。
|
底面フィルターは初期費用が少なくて済み、濾過能力も申し分ありません。なんといっても底床の汚れを取る能力に長けているところが魅力的ですよね。
エビの生活圏は主に底なので底面フィルターはエビ飼育に適しています。
底面フィルターのデメリットとしては、フィルター掃除ができないということです。フィルターがソイルの下に埋め込まれているためフィルターの掃除=リセットとなります。
どちらでも好きな方を使えば良いと思いますが外掛けフィルターは向いていません。
しかし、絶対に無理とは思いません!
外部フィルターも上手く使えば濾過能力を格段にアップさせることが出来ます。
外掛けフィルターに私がした工夫
少し見づらいですが画像は外部フィルターです。
中身を空にして状ろ材を入れ、その上からウールマットを敷きます(画像のオレンジの線で囲まれた部分)。
その上からまたろ材を入れ、上からウールマットを敷きます。
すると水流は図のようになり、バクテリアを定着させることが可能です。
ポイントは水流の道を一方向に決めて作ってあげることです。水がろ材とウールマットをしっかりと通ることが重要です!
そして、その段階を経ることで水流が抑えられることです。水流が早いより、ある程度遅い方がバクテリアの定着と有害物質の分解効果が高くなります。
水槽に対して大きめの外部フィルターにこのような工夫をすれば十分に飼育可能です。
しかし、シャドーなどの弱いエビの飼育は怖いのでやめておきましょう。(私はこれでレッドビーの選別落ちを飼育していましたが問題ありませんでした)
ちなみに、調べてみたら「パーフェクトフィルター」なる外掛けフィルターが、私の作った物よりも優れた構造で販売されていました。なかなかのお値段ですが、どうなのでしょうね、気になります。
とはいっても、フィルターはやはり外部フィルターが好きです!
まとめ
- 20Lという容量は崩壊とは結びつかない(大きい方が良いが)
- 外掛けフィルターを使用するなら中身を工夫する
- 外部フィルターか底面フィルターがオススメ
次回予告
次回は
- 一週間もせずに飼育数を増やした
- ミネラルウォーターをドバドバ入れた
について解明していきます。
※最後に、私は現在、外掛けフィルター(中身を工夫したもの)を補助のフィルターとして使用しています。
コメント