1月17日放送の「ガッテン!」は認知症、心筋梗塞予防についての特集です。
今までも認知症や心筋梗塞、血管の若返りなどを紹介していますが、今回はみなさんにあまり馴染みのない栄養素がキーワードになっているかもしれません。
その栄養素とは、ビタミンM!!
ビタミンMは別名を葉酸といい、妊婦さんが飲む薬というイメージがあるかもしれません。
ビタミンM(葉酸)には新しい細胞を作るのを助ける働きがあり、
神経や血管を新しく作り変えてくれる重要な栄養素なんです。
ビタミンMの上手な摂り方と、注意点をまとめたので
実践前にしっかりと理解して健康に役立ててください。
目次
主に働く場所・効果
ビタミンMが主に働くのは、
体の中で細胞の生まれ変わりが頻繁に行われているところです。
たとえば、脳や血管です。
・認知症予防に効果がある
脳には非常にたくさんの神経が張り巡らされており、この神経は壊れやすい分
頻繁に作られています。
ビタミンMは神経を作る手助けをするため脳が若く保たれるわけですね。
つまり、認知症の予防にビタミンMは重要な役割を担っているのです。
・血管が若返る
血液の中には血管を傷つける物質(ホモシステイン)があり、ビタミンMはそれを
無害な形に変えてくれるため、血管は傷つかずに保たれます。
また、ビタミンMには血管を広げてくれる作用もあるため血行が良くなるんですね。
また、血管を傷つけるホモシステインは脳梗塞や動脈硬化、心筋梗塞の原因となると
考えられているため、ビタミンMに退治してもらうことで予防できるのです。
ビタミンMって凄い栄養素だとお分かりいただけたと思います。
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ビタミンM(葉酸)が足りないと
ビタミンMが体の中で不足すると次のような事が起こります。
- 貧血
- 抵抗力が下がる(免疫が落ちる)
- がんになりやすくなる
- 妊娠している場合、退治の体がうまく作られない
ビタミンM欠乏症になると貧血や抵抗力の低下など体が弱るのです。
同じ環境にいてもビタミンMが不足しやすい人がいます。
それはどんな人かと言うと、アルコールを多く飲む人です。
適量のアルコールであれば通常は問題ありませんが、
頻繁に、多くの量飲むと葉酸の吸収が悪くなり欠乏症になりやすいのです。
そうでなくてもアルコールの摂り過ぎは体の毒ですから、飲み過ぎには注意が必要ですね。
ビタミンM(葉酸)が過剰になると
逆にビタミンMを多く摂り過ぎるとどうなるでしょうか。
ビタミンMの過剰症は以下の通り
- 紅斑(体に赤い斑ができる)
- 痒みがでる
- だるくなる
ビタミンMは多く摂取しても、おしっこと一緒に出るためよほどのことがないかぎり
過剰症にはなりません。
しかし、稀に起こることがあるため注意が必要です。
ビタミンM(葉酸)の上手な摂り方
ビタミンMが必要なのはわかったけど、どうやって摂取したらいいの?
と思っている方も多いですよね。
そこで、普段の生活からビタミンMを効率よく摂れる方法を紹介します。
ビタミンMが多く含まれる食材
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これを上手に摂れば良いのですが、ビタミンMの調理には気を付ける点が
いくつかあります。
注意する事!!
- ビタミンMは熱に弱いため加熱しすぎると壊れてしまう。
- 長い間保存していると酸化してビタミンMは壊れてしまう。
- ビタミンMは水に溶け出す。
つまり、お鍋でグラグラ煮込んでしまうとせっかくのビタミンMが
壊れてしまい効果が発揮されないのです。
そのため、調理の際のひと工夫でビタミンMを壊さないようにするのです。
例えば、
葉物野菜・キノコ類
- ゆでる場合はクタクタにならない程度に。
- スープだと溶けだしたビタミンMも摂れる。
- さっと炒めてパスタに。
意外と簡単に出来ると思います。
納豆や果物はそのまま食べれば良いので楽ですよね。
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それでも毎日はできない
忙しくて毎日はなかなかできない、作るのが面倒だ。
そういう方にお勧めするのがサプリメントです。
サプリメントには1日に必要なビタミンMが含まれていますし、
何より簡単です。
また、ビタミンMがより効果的に働いてくれるビタミンb12を含むものもあるので食事で摂取するよりも効果がでやすいです。
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サプリメントの注意点ですが、
必ず用法・用量を守って飲むようにしてください。
過剰症や副作用の原因となります。
あまり身近ではなかったビタミンM、実は凄い栄養素だったのですね。
認知症、心筋梗塞の予防に役立つビタミンM、これを機会に始めてみてはいかがでしょうか。
※持病のある方、現在薬を飲まれている方は飲み合わせを必ず確認してください。
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